銀行振込が、24時間365日対応に変わる!
銀行振込が便利になります。
全国銀行協会(全銀協)は、10月9日に稼働する異なる銀行間の振り込みを24時間365日実行できる新たな決済システムに、三菱UFJ銀行や三井住友銀行など加盟行の約75%にあたる105の銀行が参加する見通しだと発表しました。
全銀システムの変更により、銀行の振込がかわります。
24時間365日いつでも送金できるようになります。いままでは、一部の銀行を除き、15時を過ぎると翌日扱いになっていました。
いままでが15時で終わり、という仕組み自体が不思議でしたね。
これは、銀行が依拠している元のシステム上、そうなっていました。
全銀システムと日銀ネットというものです。
これは、他行送金は、全銀システム(全国銀行データ通信システム)を用いた為替データの送受信と日銀の当座預金口座の振替により完了するためであり、この2つのシステムを改修しない限り、15時以降の取引が完了しなかったので、振込処理ができず、翌日扱いでした。
これが、近代化されたというか、便利になります。
銀行業界全体で決済サービスの24時間化を実現するため、全銀システム、日銀ネットの改修と運用体制の整備がされます。
ネット時代に合わせて改定されます。
しかし、便利になる反面、不正送金、不正アクセスなどの問題も24時間対応必須になります。
メリットがあれば、デメリットも出てきますよね。
ただ、当面は、すべての銀行が足並みを合わせて対応するわけではないので、お使いのメインバンクの対応を確認されることをおすすめします。
24時間365日対応には銀行側にも手間がかかる側面もあり、夜間・休日振り込みのニーズが明確ではない地銀など半数程度の参加行は振り込み時間を限定的に延長する考え。
全銀協は、参加行に対し、少なくとも、平日午後3時までの振り込みを午後6時まで延ばすよう求めている。
今後の方向としては、全銀行において、取引時間の拡大は間違いないと思います。メリットとデメリットがあり、利用者もセキュリティ対策はしっかりしたいですね。